古民家再生はただ古くなった部分を綺麗にするだけではありません。
古きよきものの特性を最大限に活用しつつ、最新の設備機器・伝統の技術技術で快適と安心が永く続く住まいを提供する。
それが私たちの理想とする、古民家再生のカタチです。
昔ながらの伝統的な民家には、現代の建築技術にも劣らない、先人たちの家づくりの知恵やその地域特有の伝統工法、木材などの技術がたくさんつまっています。
特に木材とそれに係る技術は重要な再生要素です。
木が材木として使われるまでには50~100年以上の歳月がかかります。
われわれの先祖たちが、現在の私たちのために植え育ててくれた森林の多くは、今や誰にも利用されず危機的状況にあります。
私たちの世代で、これまで脈々と受け継がれてきた森や木々に対する文化や伝統を台無しにしてしまうのは残念でなりません。
その思いが失われていく技と材を守り続けていきたいと思うのです。